恋愛クライシス




どいつもこいつもナルトナルトって、うぜぇ・・・
こうなったらこの俺があいつ等にナルトは誰のモノかって知らしめてやる・・・!



今日は珍しく任務が休み。カカシだけが任務に出なければいけないらしく
下忍の俺たちは暇になった。
最近はナルトを可愛いと言い出し始めた輩も少なくなく、
彼はちやほやされっ放しのようだ。
この俺、うちはサスケ(13)もその一人なのだが。
他のヤツ等より遥かに共に過ごす時間はあるのに、全くと言っていいほど関わらない。
というか、関われないのだ。あいつ等のせいで・・・

「ナルトー、今日暇なんだろ?一緒に修行しようぜ!」
「あーキバ!久し振りだってば。そうだなぁ、修行もいいなぁ・・・」
あいつは犬塚キバ。暇さえあればナルトを修行に誘ういやらしいやつだ。
お前には犬がいるだろうが!犬と戯れてろよ。
「んーでも腹減ってるし、ラーメンも食いたいし。そうだ!一楽行ってからはどうだ?」
「いいぜ、ナルトとなら何処へでも行くぜ!」
なんだとコノヤロー、テメーはナルトと一緒にラーメン食う資格なんてないんだよ。
「おいお前等、ラーメン食いに行くんだって?俺も行くぜ。」
あれは奈良シカマル。事ある毎にめんどくさいなどと愚痴りやがるやつだ。
俺からして言えばお前がめんどくさい。
「シカマルもラーメン食うんだー、なんか意外だってば。」
「俺だって食いたい時もある、まぁナルト程じゃねぇがな。」
「はは、そうだなー。ナルトは四六時中ラーメンまみれだもんなー。」
こいつらナルトを馬鹿にしてんのか?あいつをそんなふうに言っていいのは俺だけなんだよ。
くそっ、俺もラーメンをナルトと一緒に食いたいぜ。というかナルトを食いた・・・これ以上は禁句だ。
「よーし、じゃあ行くってば一楽に!」
「俺は豚骨がいいな。」
「醤油もいいんじゃねぇか?」
「ボクは味噌ー。」
「俺も味噌ー、ってチョウジ?!いつから居るんだってば?!」
あいつは秋道チョウジだ。必ず手にはスナック菓子を所持している典型的デブ。(あいつの前では禁句らしい)
こいつは・・・ナルトよりラーメンが優先っぽそうだから特に無し
「チョウジも一緒にラーメン食べるか?」
「うん!もちろんだよ!!」
・・・って訳ではないな。なんで俺ではなくあの自称ポッチャリ系を誘うんだ?!
こいつも警戒しなければ。
「もうちょっとで着くってばよ。早く食べたいなぁ・・・」
ナルトォォォ!!俺が思う存分食べさせてやるからそんな連中から離れてこっち来いよ!
「ナルトじゃないか、3人も引き連れて何処へ行くんだ?」
あ!あいつは日向ネジじゃねぇか!なんでこんな時に湧いてくるんだよ?!
白目のくせしやがって。絶対ナルト見えてないだろそれ。
「ラーメン食べに一楽に行くんだってばよ。ネジは?」
「た、たまたま通りかかっただけだ。それより俺も一緒にいいか?」
なにがたまたまだあのヤロー。待ち伏せでもしてたんだろ。
俺はあいつだけは気に食わねーんだよ。
「うん、いいってばよ。じゃあ行こうぜ!早く早く!!」
なんだと?!白目のヤツ調子に乗りやがって、ナルトの優しさも罪だな。
ていうかまず俺を誘えよウスラトンカチィィィ!
「やっと着いたってばよ。さあなに食べようかな・・・って、カカシ先生?!
なんでココに居るんだってばよ?!任務は?」
なに?カカシのヤローが居るだと?!
任務はどうした任務は?!しかもなんで一楽でラーメン食べてるんだよ?
「いやー実はな、任務任されたのは俺じゃなかったんだよ。火影様のミス。
それでもうお前たちには休みって言っちゃったし、いきなり任務あるなんて言ったら嫌がると思ってな。
暇になったもんだから久々にラーメンでも食うかってなってこんなありさまなわけさ。」
「ふーんそうだったのか。まぁいいや。久々にカカシ先生とラーメン食べれるし♪」
「んー可愛い事言うじゃないの。でもまぁ俺は食べるの早いよ?」
「あ!そっかぁ・・・」
なにが火影のミスだ!なにが久々だこの変態上忍!!てめーナルト目当てだろーが!
もう我慢できねぇ・・・お前等にナルトを渡してたまるかぁぁぁ!!
「おいてめーらいい加減にしろ!!ナルトナルトって、ナルトが居ないと生きていけねーのかお前等!
だいたい誰の許可でナルトにナンパしてんだよ!たいがいにしねぇと・・・ってカカシ?!」

ドロン

ワザとらしい音を立ててその場に居たナルトとその他のやつ等がカカシになった。
ってことはこいつ等はカカシの影分身?
つまり俺は、カカシが化けたナルトとその他に遊ばれてたっつーことか?
「ふーん、誰の許可ねぇ。本物のナルトも分かんないくせして下らない独占欲を丸出しにするなんて。
忍者失格だよ、サ・ス・ケ・く・ん☆」
「てめぇ俺をおちょくりやがって・・・変態のくせに。」
「んー変態で結構。てゆうか何時の間にナルトはサスケのものになったのかねぇ。」
「うるっせぇ!大体任務じゃなかったのかよ、こんな所で油売ってていいのか。」
「言ったでしょ、火影様のミスだって。暇になったからサスケで遊ぼうと思ってねぇ。」
「何が遊ぼうと思ってだ!てめぇ殺す・・・!!」
「はは、やれるもんなら、ね。俺を倒さないとイタチには勝てないぞぉ。」
「・・・(激怒)千鳥!!」
最大の敵は、この超絶変態上忍のようだ。










ギャグ調な感じが書きたかった
サスケくんこそナルトが居ないと生きていけないだろ
てか白目は悪口じゃない
カカシはサスケを遊んだだけでナルトが好きってわけではないです
カカシにはイルカティーチャーがいるんだし
結構書いてて楽しかったです カッチョイーサスケスキーさんゴメンナサイ(土下座)
最後までお付き合い頂き有り難うございました